知っておかないヤバイ!税金や年金の滞納リスク



納税の義務

 

 

当然ですが、税金や年金を納めることは国民の義務です。それはわかっているにしても、日々の生活費が苦しくて、納税がどうしても後回しになってしまうという人もいるでしょう。そうした滞納をしたらどうなるのか、実はあまり知らないという場合がほとんどのようです。

 

社会人としてそれでいいのか?という事はありますが、実際に納めるべき税金や年金を納めないとどうなるのかを話していきます。

 

普段の家計管理というと、どうしても節約や貯蓄の方を考えがちですが、税金や年金も家計管理の重要項目です。納税は義務ですが、普通の会社員の場合なら、給料として口座に振り込まれる前に、所得税、住民税、健康保険料、厚生年金、雇用保険などの税金、社会保険料が差し引かれているので、あまり意識はないかもしれません。

 

税金を納め忘れるというのは、失業した時、フリーター、アルバイト、フリーランスの人の場合です。自分が納付書で納める必要があり、そうするとついつい日々の生活費の方を優先してしまい、税金を納めるお金が無くなったということになりがちです。

 

前述以外にも自動車税や固定資産税もやはり税金です。こうした税金は期限まで税金を支払わないと「延滞税」がかかります。税金には「法定納付期限」ということで納付しなければならない期限が定めてあります。

 

確定申告対象者なら、原則として3月15日までに所得税を納め、法人決算申告なら、決算申告期限までに法人税を納めなければなりません。期限までに税金を納付していない場合は「滞納者」とみなされます。

 

滞納者には「延滞税」がかかります。延滞税は原則、法定納付期限の翌日からその税金を完納する日までの期間に応じて、年14.6%の割合で計算されます。それでも納めなければ督促状が届き、最終的に預金や給与の差押えまで発展してしまいます。